新版実用視聴華語は、中国語を母国語としない外国人が体系的に学習できるよう台湾政府教育部が企画・国立台湾師範大学が初めて作成した、最も権威のある華語教材シリーズです。1999年の初版発売以来、台湾のほとんどの語学学校の教材として大勢の留学生に利用され、現在も世界で一番売れている台湾中国語のテキストです。
もともとは台湾だけでなく世界中で通用する中国語「マンダリン(Mandarin)」の教科書として作成されたため、登場人物がアメリカに住んでいる台湾人の設定で、テキスト本文にも台湾ではあまり使われない表現が出てくることがありましたが、2回の改訂を経て、現行版では本文が台湾の日常生活を扱うテーマになり、「正しいけど現代の台湾ではあまり使われない言葉」が修正され、台湾華語学習者にとってより実用的なテキストになりました。
全5巻のうちの第4巻では、3に引き続き中国語をより深く広く学習できる構成となっています。また教科書本文を通して台湾の社会や文化、歴史、地理に関する知識を学ぶことができます。レベルはTOCFL band-B 高階級に相当します。
すべての単語と会話例文に漢語ピンインと注音符号の両方の発音記号が掲載されていますので、注音符号で勉強したい方には視聴華語シリーズがおすすめです。
※ピンイン・注音符号併記。
※解説は中国語と英語です。
※スマホで巻末のQRコードを読み取ることで、テキストの会話文・単語・短文の音声教材を聞くことができます。
※MP3-CD作成サービス:音声ディスクが必要な方のために音声教材(MP3形式)をCD-ROMに保存してお送りします。(ご注文前に必ず「MP3-CDについて」をお読みください。)
小黄鴨 –
昨年から交換留学で台北の大学の語学センターに1年間留学させていただき、帰国後も留学期間中に覚えた中国語を維持&さらにレベルアップするため、語学センターで使っていた視聴華語を勉強しています。
留学中に、将来は中国語を使う仕事か海外で働きたいということを先生に相談したら、帰国後も最後まで視聴華語で勉強するようにすすめられました。勉強していて、やはり視聴華語のシリーズは台湾中国語の基本なのだろうと感じます。少し台湾を知っている人がよく「視聴華語は台湾人があまり使わない言い回しが出てくる」と言うのを聞きますが、留学中に華語教師の資格を持つ先生が「台湾人は普段、華語と台湾語の区別を意識せずに使っているし、話し言葉は変化するので現代の台湾ではあまり使われない言葉も出てくるが、まずは正しい華語を学習することが大切」と言っていました。
日常会話だけでなくビジネスでも通用する正しい華語を勉強して、就活に役立てたいと思います。